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医療マッサージとは

麻痺や関節拘縮等により、日常生活動作や生活の質が低下している在宅療養者様に対し、あん摩マッサージ指圧の手技(※あん摩マッサージ指圧師は国家資格です)を用いて、麻痺に伴う痛み、痺れ、浮腫等の症状を緩和させたり、関節運動やストレッチにより、関節可動域の拡大を促進させます。
また筋萎縮がある患者様には機能回復運動を実施することにより筋力を増強する効果も期待できます。

ご自宅や施設等へ施術師が直接お伺いするため、ご利用者様は外出の際の天候や待ち時間、交通機関等の心配をせずに安心して医療マッサージを受ける事ができます。

医療保険が適用になるため、自己負担は一割負担の方で一回あたり300~600円程度になります。
また、介護保険を利用し、サービス限度額が満額の方でも、医療保険が適用になるため限度額をお気になさられずに治療(マッサージ・機能回復訓練・リハビリ)に専念する事ができます。

当院の治療方針

ケアマネジャーさまや介護関係者さま、ご家族さまからご質問があるのですが、マッサージをする事で筋力アップするのですか?歩けるようになりますか?などなどのご質問をお受けしますが、ただただ身体の拘縮している筋をマッサージするのみでは、当然筋力アップにもつながりませんし、自力歩行が出来るようにもなりません。
体の変化も、その場限りか、それに近いものが限度になってきます。

当院ではリハビリマッサージと呼ばせていただいておりまして、なぜリハビリと付けるのかというと、マッサージで関節の動きを改善し、運動療法によって失われていた運動の感覚を呼び戻し、その効果を持続させることを目的に機能回復訓練を行っていき、動きの変化、重心の変化、歩行の安定などを感じていただけるように考慮し施術しています。

長期的に見て出来なかった日常動作が出来るようになったり、スムーズに動きにくかった関節が動きやすくなったり、自力歩行が困難だった方が少しずつ歩けるようになるなどのADLの向上を目的としており、マッサージ効果に相乗してリハビリ効果も期待できるので、リハビリマッサージと呼んでいます。

脳血管障害後遺症などにより運動マヒがみられる方でも、子供が一つ一つ歩行動作を覚えるような感覚で、一歩一歩少しずつでも運動パターンの練習を反復して行うと、必ず変化が現れて来ると確信しております。

本人の絶対諦めてたまるか!という強いお気持ちがあれば、さらに良い結果が得られるでしょう。
私たちもそのお気持ちにお力添え出来るよう誠心誠意サポートさせて頂きます。

訪問マッサージの対象となる方

身体に 「麻痺」 または 「関節拘縮」 があり、かつ 「歩行困難」 もしくは 「自力通院困難」 の場合、医師のマッサージに対する 「同意書 」と「保険証」があれば、病名によることなくご自宅で医療マッサージを受けることができます。

障害者手帳(2級以上)をお持ちの方、(生保)・(母子)などの医療受給者証をお持ちの方、一部負担金助成証をお持ちの方は毎月の自己負担金は最大限度額1000円を超えることはありません。「大阪府下は平成30年4月より医療証の制度変更により負担金上限3,000円までとなります」

また、上記の症状以外の方で、介助なしで通院することに不安を覚えるといった方であっても、医師がマッサージ施術が必要であると判断すれば健康保険を使うことが可能です。

まだ、一般の方々はこのような訪問マッサージ・訪問鍼灸を自宅で健康保険を利用して受けられるという事をご存じない方が大半です。
実際に訪問施術を利用されているご利用者様・ご家族様におかれましては、こんなサービスを知っていたらもっと早くから利用したかったのに!
とおっしゃられます。

ご家族様やお知り合いの方で、痛みやしびれ・筋肉のマヒ・むくみ・床ずれ・関節の変形・リハビリなどでお悩みの方がおられましたら、このようなサービスをご利用可能な事を教えてあげていただければ幸いです。


それいゆ 在宅ケア治療院